日記 047 書かないとまとまらない

おれは何かと文章を書くのが好き。いや、好きというか、書かないとまとまらない。自分の脳みその中はADHDの人の部屋みたく(つまりおれの部屋)ごちゃごちゃになっていて、思考をするにも行動するにも、書いてからじゃないとまとまらないんだ。いったん脳内の会話をまとめて文章にする。すると、何をしたらよいか、何をすべきかがやっと見えてくる。今日すべきことは?明日すべきことは?全部書いちゃう、じゃないとできないから。話しはさかのぼって3年くらい前、ニートだったおれは factorio というゲームに熱中していた。factorioは、工場を作って、いろんなものを生産して、どんどん拡張していくって感じのゲームなんだけど、おれは本当に労働者のように、朝9時から夜までぶっ通しでやってたんだよね。それほど熱中していた。そんときも、毎日一枚レポートを書いていたんだ。今日の進捗、これからの予定、目標、明日するべきこと、アイディア、などなど。楽しくて仕方がなかった。そもそも紙に何か書くというのは気持ちがいいことだ。ペンをもって文字を綴る。頭を理性でコントロールして文章を書く。人はみな情動というものに日々悩まされているわけだが、文章を書いているときは、生活の中で貴重なチルタイムなのである。文を書くこと、それが精神を安定させ、自分が自分で制御できていると感じることができ、リラックスできる。だから、おれは駄文だらけの日記というのをここまで続けている。人に見せるものなんだけど、結局自分のために文章を書いている。なぜここまで書くことに愛着があるのだろう。それは、思考や感情という概念を文章という形にして、残しておけることに由来すると思う。何か残したいんだ、生きているんだから。有機体である以上死ぬことは免れないが、それまでに、自分が生きた証として、文章を残したい。だからこれからも、おれは日々だらだらと文章を書いて過ごしていけたら幸せだなあなんて、感じるんです。

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