日記 016 寒さと脳みその固さ

寒いわね。ようやっと11月だわ。11月もあけぼの。朝、6時くらいに家を出て散歩してたらひんやりと、いやピシャりと寒くて、気が付いたら冬なんすねえ。冬は好きよ。脳みそが固まるから。暑いと脳はぐじゃぐじゃに溶ける。逆は寒いと脳がカチカチに固まる。おれは脳がカチカチじゃないと、熱に浮かされてぜーんぜんだめなんだ。冬は好きよ。脳みそのニューロンくんたちは落ち着いてせっせと働き、思考ができる。突然だけど、ロシアは寒いわね。だからロシア人はカチカチと考え、悩み、プーチンと化す。けどおれは根っからの考え好きなの。だから、ジャマイカの浮かれた陽気なガイズたちよりもプーチンにシンパしてしてしまうのだ。夏だっていいよ。どこか人がプリミティブになって、考えるより先に行動する感じ。でもおれは、いち考える族民として冬のほうがいいの。文化的に生きたいでしょ?別に寒いから文化が生まれるとか優劣があるとかじゃなくて、寒さ故の思考と行動と生活が好きなんだ。暑さは肉体が弱い人間にはきつすぎる。肉体:精神が2:8くらいのおれはそっちのほうが落ち着くってだけさ。さあ冬ね。今年の冬は何をしようか、ブルブル震えながら悩むのもよい。というか冬しか悩めない。チルって言葉、あるでしょ?冬はチル。字面通り、チルアウトワールドなんだ、南半球の方がたには悪いけど、我らこれよりチルに入るから。いい季節だな、冬。

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