日記 064 悪霊ばらい 日記 2024.01.20 今日、図書館にいったの。カラマーゾフの兄弟読もうとおもって、みてみたら借りられてたからツルゲーネフのはつ恋にした。まだ読んですらいない。でも、その行為が悪霊をはらってくれたみたいに頭がすっきりした。本を借りる、それだけで頭がすっきりした。なんで?図書館はとても混んでいて、座る席がないほどだった。みんな勉強なり読書なりしていて、没頭している。その雰囲気がとても好きで、おれは図書館によく行くんだよな。図書館には、一種の神聖なオーラが備わっていると思う。人間の知識の集大成というか、アカシックレコードみたいな、そんな雰囲気。おれの頭にへばりついている悪霊も、図書館の聖なるオーラには勝てなかったみたいで、いまは落ち着いている。さいきん、ほんとうにおもうんだよな。悪霊ってまじでいるよ。悪い気ともいえる。その気を落とすには、神聖な力が必要だ。簡単なところで言うと、風呂に入るとかね。風呂は命の洗濯よ、なんていいますけど、ほんとうに風呂は儀式的で神聖だ。図書館もそうだし、美術館とかもいいね。自然ももちろんいい。いまになって考えてみると、おれは全然神聖な場所にいってなかったし、外にもろくにも出ずにいたから、悪霊がまとわりつくのは、至極まっとうという感がある。とにかく、人間は動かないといけない。なにか、なさなければならない。なにもない人間はどんどん堕ちていくだけだ。その先にはほんとうの生き地獄がまってる。どうしようもない感情と、欲望の暴走と、無気力。気力を失ったら、だめなんだ。だから、今日は図書館にいって本を借りたことで、おれはなすことをなしたと思っている。おかげで悪霊もおとなしい。文章を書いているのも気持ちがいい。人間はスピリチュアルから逃れられないのだ、だって精神ってとってもスピだもの。