日記 015 惰眠について

どっかで読んだことあるんだよな、惰眠は人間のいちばんの娯楽である、って。たしかにそう考えてみると寝るってのは贅沢だよな。幸か不幸か時間を認識してしまった人類は24という数字に囚われて生きているから、なにかしらしていないと不安になるが、寝るってのは本当に寝るだけなのだ。寝るためだけに寝る、これが惰眠だとしたら、惰眠は相当チルだ。だって、ほかにやることあるでしょ?仕事に恋愛、Youtubeにセイキンとか、やれることはたくさんある。でも、思い切って寝ちゃえ、とするのはなかなかむずかしい。特に現代社会に生きる皆さんなんて、惰眠なぞする間もないだろう。そういう意味で、惰眠ってのは高等遊民にしかできない、いわば貴族のたしなみである。寝るってのはいいよなあ。おれは寝起きが一番すき。何事もスタートがいちばんわくわくするでしょ?寝たら連続性ってのは一旦カットされるんだ。そしてまた生活が始まる。すてきでしょ?寝るって気持ちいいし、脳のニューロンくんたちもチルしてくれる。もっと寝たほうがいいんじゃないの?人類。まずそも9時出社、帰りが22時とかだったら、それは生きていくための、生存本能のための睡眠であって、惰眠じゃないし。惰眠ができるってのは、すごく選ばれているんだぜ、おれ。だから明日とかはだらだら惰眠を貪り食おうかな、なんて思うけど、人はチルに向かわないので結局起きてなんかしちゃうんだよな。でも、音楽でも聴き流しながらだらだら寝る、これって、すてきですよ。ええ。惰眠はチル、わかったね?

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