日記 048 タロットがほしい

おれ、実はタロットが好きなんだよね。タロットカード。最近はやりつつある気がしなくもないけど、別に占いが好きだから、とかいう理由で好きなんじゃなくて、タロットにはたくさんのキリスト教的シンボルとアレゴリー(寓意)が含まれていて、おれはキリスト教になにかと惹かれる性格だから、好きなんだ。キリスト教とおれについてはまたいつか話すとして、タロットはいいよ。あれは占いというより、出たカードから自分でリーディングして、思考の手助けをするツールだと思ってる。なかなかとっつきにくいし、特に我々日本人は聖書に触れる機会がすくなくて、内容もいまいち知らないわけだから、カードの意味していることやコンテキストがよみにくい。だけどあれは人類の叡智っていうか、もう人生が詰まってるんだ、本当にすき。で、話は変わって、ホドロフスキーって監督、知ってる?ホーリーマウンテンとかエル・トポとかっていうカルト映画を作ったひとなんだけど、この人はタロットにものすごい熱量でもって接している。タロットの宇宙っていう本があるんだけど、7000円くらいするの。買えねー。とおもったら、さいきん近くの図書館に見つけちゃったってわけ。すげーよこの本、まじでその本自体が魔力を帯びているような。で、一口にタロットっていっても、タロットにはいろんな種類がある。一番有名なのはウェイト・ライダー版かな。ほかにも、絵師さんとかが書いたオリジナルのタロットとかが山ほどある。で、先のホドロフスキーはマルセイユ版ってのを使ってるの。マルセイユ版はなんか見た目も地味で難しくてとっつきにくい。でもいまはこの本がある。ほしい。マルセイユ版。となったわけです。いやほんとに欲しいなあ。サンタさんからの贈り物がタロット、これってそうとうロマンチックじゃない?ありえない話じゃなくない?宗教的に。だからおれは24日の夜、マルセイユ版タロットカードが届いてますようにってお願いしながら寝るの。頼んだぞ。

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