日記 061 悪霊

ドストエフスキーの悪霊にすこしふれた。まだ読んでないのかよって感じだけど、いつものドストエフスキー節がチクチク脳を刺激する。でもあれは革命の話で、おれっちは政治が苦手だし嫌いだから・・・なんて言ってたら急に興が冷めた、読むのをやめた。読書できないな、今は。読書、できるひとすごいですよ。人は病んだりだめになったりすると、中身がどんどんふくらんでって溢れて崩れる。インプットできるってことはそれだけ余裕があるってことだ。逆にいまインプットしたいものはなに?なんて考えても、まさしくおれはいま自分の悪霊と闘っているからそれどころじゃない。まったく何に憑かれたのやらわからないが、おれは最近ダメ。何をしてもダメ。別人のように鏡で見える。だらしのない、ただの動物だ。欲望の塊が怨となっておれについてるかのようで、おれはまったくそういった肉体としてはピッタリなんだろう。おれはおれを取り戻したい。自分でありたい。厄払いとかそういうことじゃなくて、精神世界で悪霊をぶちのめしたい。精神のまばゆい光で満ちていたい。そんなときもあるんだ、人間。だから精神修行に向かうのさ、今日もね。

コメント