日記 062 ほんとうにふとした時 日記 2024.01.14 なんか、こう、思考がひとつの方向から抜け出せなくなるときってある。すべての脳みそのリソースがそのひとつの囚われた思考にしか行かなくて、どうしようもなくて、とても強い力で自分の脳と感情を支配する。こういう状態で狂ってしまう人間は多数いるわけですが、おれももれなくその一人で、ずーっと思考が支配されているんです、正気じゃなくて狂気なんです、おれは。そういう人間ってのは考えがずっと縛られてるから、絶え間なく考える。ずっと、ずっと同じ方向を向いて。でもさっき、ほんとうにふとした瞬間があったんだよね。だから今は変な縛りなしにおれは考えていられる。この呪縛から抜け出せる。ふとしたとき、あるいは、それは啓示とも呼べるもの、は自分で感じて意識を集中させることで救ってくれる。ドス黒い脳みそのなかに、いっぺんの光がさしこむみたいに。そしたらもう光をたどるだけなんだ。今日、ふとしたとき、おれはこう思いました。